就活に失敗したかもしれない
映画「何者」が上映中でありますが、私は就活に失敗したかもしれない。
特殊な業界で、就活というほどでもないヌルい就活をしたわけです。
初期研修の2年間。
キャリアの始まりとはいえ、たった2年間。
普通の社会人が一生を捧げる覚悟で就職するのとはわけが違う。と思う。知らんけど。
就職先を決めるにあたって、最終的に2社で迷った。
仮にA社とB社として。
現在大学進学のため実家から100km離れて一人暮らしをしている。
A社は実家に近い。2年間変わらず同期は5、6人。説明会という名の飲み会に行った。面接後の飲み会にも行った。先輩と同期候補と少し仲良くなった。連絡先も交換した。
B社は大学に近い。1年目は同期は35人ぐらい。同大学出身者が多い。2年目は別会社に移って、同期は18人。
私はB社を第一志望に決めた。
理由は、出会いがほしかったから。同期が多ければそれだけ出会いがあると思ったから。
思い返せば。
その頃初めて友人が結婚したとか、
セフレが切れたとか、
気になる人がB社志望だったとか、
焦っていた。結婚に対しても、彼氏とかセフレとかいう依存先がないのにも焦っていた。
出会いは数だ、と思って、でも合コンのツテもない、出会い系とか相席居酒屋はプライドが許さないし勇気もない、
中途半端なヤリマンで恋愛体質な自分が何かしらの相手を見つけるのには、同期がちょうどいいと思った。
A社には手応えを感じていた。B社は狭き門だった。
第一志望をB社、ダメなら拾ってくれるであろうと第二志望をA社にした。
就職先はB社に決まった。
何だか拍子抜けだった。
志望を提出して以来、どうせB社には受からずA社に行くものだと思い、実家近くの物件を検索し、新生活を妄想していた。
その中には両親や仲良くなった同期の姿もあった。
今、新生活を想像しても、何も浮かばない。
というか、私はB社を何も知らない。同期の数のみで決めてしまった。
後悔が少しある。
A社を志望するべきだったのでは。
元々実家から出たくて堪らなかったけど、6年も離れた今は帰りたいとも思うし、仲良しの服屋の店員もいるし、都会だから出会いもあるかもしれない。
いやでもたまに会うぐらいがちょうどいいのかもしれないし。出会いがあるとは限らないし。
B社のことは今から知ればいい。
ここでの新生活を今から妄想すればいい。
部屋だって模様替えすればいい。
100kmなんていつでも帰れる。
今回学んだことは、
対象を知ってから選ぶこと。
恋愛を基準にしすぎないこと。
恋愛、恋愛って高校生かよ。成長してない自分に腹が立つ。同級生は結婚し始めてるのによ。
まあ就職以前に2週間後の試験に受からないと留年なんだけどね。
そして今午前5時なんだけどね。
明日は勉強しよう。